関西人と関東人がうまく付き合うにはどうしたらいいの

関西人と関東人といっても同じ人間なので、うまく付き合うといってもそんなに労力は必要ないと思いますが、ちょっとしたコツはあるでしょう。

関東の人が関西の中に入った場合は、無理に関西弁を使おうとしないこと、ですね。関西弁は独特のイントネーションがあり、ボケとツッコミが必ず存在し、話の間合いが難しい言語です。慣れていないと話のテンポについていけないだけでなく、その場をシラ~っとさせてしまうので要注意ですよ。そして関西人は常に笑いをとろうとしているので、それに合わせて自分も笑わせようと躍起にならないこと、です。関西のテンポについていけないうちから笑わせようとしてもまずスベります。

関西弁を使わず、自分がしゃべりやすい方言で話しかけてみましょう。関西人は他県をいちばん受け入れる県なので、それに対してバカにしたりするようなことはまずありません。関西弁じゃない人に対してはとても親切に面倒を見てくれる傾向があるので、知ったかぶりをせず「関西は慣れていない」をアピールしましょう。こちらから頼んでもいないのに、いろいろおせっかいをしてくれるはずです。困っている人をみると助けずにはいられないのが関西人です。関西のことをいろいろ教えてくれるはずですよ。関西人は困っている人に手を差し伸べることを生きがいにしています。

いちばんのコツは、関西人の言っていることをすべて間に受けないことがポイントかもしれません。関西人は会話の半分以上が冗談だったりするので、うまく受け流すことができれば大丈夫でしょう。「アホやな~」と言われて本気で怒ってはいけません。この「アホ」には愛情がたっぷりつまっています。関西人は散々話した後に「知らんけど」と付け加えます。関西に慣れてないと「え、知らないのに話してたの?」ってなことになりますが、これは関西人の一種の口癖のようなものなので、本気にしてはいけません。スルーするクセをつけておけばいいかもしれません。話しを聞いていなかったらそれはそれでつっこんでくれるので、美味しい人になれたりします。

関東の人と仲良くするのは、ズバリ相手のプライベートに土足で入りこまない、口に出したことすべてを受け止めてくれるので、適当なことを話さない、といったところでしょうか。関東といってもここには全国各地からいろんな人が集まってきているので、どういう風習で育った人かはわかりませんよね。関西人みたいに地元の方言で話している人は少ないでしょう。まずは、表面的なお付き合いからはじめるのが無難だと思われます。

気を付けないといけないのはマナーです。関東の人は車の運転にしても、公共交通機関でもマナーはきちんと守る傾向があります。そして関西でよく見かける「値切り」は、あまり通用しないと思ってください。もちろん関東でも個人商店のようなところでは値切ってくれることもあるかもしれません。ちゃんと空気を読んでから値切るようにしましょうね。関西のように知らないにいきなり話しかけたりすることもまずありません。関西のノリでいきなり話しかけると、不審者扱いされる危険があるので注意しましょう。

関西や関東に限らずどこでもそうですが、いきなり相手を見下したり、バカにしたりしないことですね。慣れていない言葉というのはビックリするし、あり得ないと思ったりもするかもしれません。だけど、その地域の人たちにとって小さい頃から当たり前のようにしてきたことを、いきなり否定されたことになるわけですよ。否定されたほうは訳がわからないし、気分も悪くなるのも仕方ありませんよね。

とにもかくにも「郷に入れば郷に従え」がいちばんです。